2011年11月11日

オリンパスの粉飾決算が徐々に明らかに

医療用の光学機器や顕微鏡の分野では世界最大手の企業として
その名をとどろかしているオリンパスが、前代未聞の粉飾決算で
ずさんな経営をしていたことが明らかになりました。バブル期に
財テクとして所有していた有価証券の含み損をいまだに持ち
続けていたことで、株主はおろか海外からも冷ややかな目で
見られています。

オリンパスの損失額は2000年当時は500億円程度だったそうですが
この損失を先送りし、社外の投資ファンドなどに移し替えて
いました。いわゆる「飛ばし」手法で、この隠ぺいを繰り返す
事によって最大1000億円まで含み損が膨れ上がったと
いうことです。

オリンパスは1990年に投機性の高い金融取引を繰り返して
いました。オリンパス以外にも、当時こうした金融取引を
財テクとして行なっていた企業は数えきれないほど存在して
います。バブル崩壊とともに多くの企業が含み損を大量に
抱え込みましたが、どこの企業も、現在に至る段階で
ほとんどの含み損を清算しています。しかし、オリンパスが
抱えていた有価証券の含み損は公開されることが
ありませんでした。

2001年3月期には、日本で「時価会計制度」が導入されて
います。これは金融商品の一部について簿価による評価
ではなく、市場価値を反映させ含み損も決算に計上するという
精度ですが、当時のオリンパス経営陣はこの制度変更で
「財テク失敗による含み損が表面化するのを恐れて
損失隠しに走ってしまったようです。この結果、国内の
証券会社OBと一緒に企業買収を隠れみのにした複雑な
「飛ばし」のスキーム(枠組み)を編み出しました。
今後は、さらに「飛ばし」の仕組みが詳しく解明されて
行くことになります。


【関連ニュース】
Yahoo!ニュースURL
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111110-00000578-san-bus_all
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http://rocketnews24.com/2010/05/12/%E6%B5%85%E9%87%8E%E5%BF%A0%E4%BF%A1%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%A8%E5%8C%97%E5%B7%9D%E6%99%AF%E5%AD%90%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%8C%E5%BF%9C%E6%8F%B4%EF%BC%81%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%80%81%E5%B0%8F/
日経ビジネスオンラインニュースURL
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20111107/223682/
秒刊SUNDAY_URL
http://www.yukawanet.com/archives/826809.html
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Posted by 高知 at 12:22