2011年01月21日

コナミがハドソンを完全子会社に従える

大手企業の合併や吸収、買収、提携、子会社化など、最近は

一流と呼ばれた企業でもこういった業界再編成の潮流に

翻弄され、親しまれてきた社名もいつの間にか聞かれなく

なったりしています。銀行などは、いまや主要都市銀行の

名前さえ、10年前とはまったく違った行名に変化してしまい

ました。現在ではIT関連の業界で、他社の買収や完全子会社化が

顕著におこなわれています。とくにGoogleなどは、昨年も

数多くのIT関連企業を莫大な金額で多数買収しています。



さらに今月20日、ゲームソフト大手のコナミが、同業の

ゲーム会社「ハドソン」を完全子会社化すると発表しました。

ハドソンといえばファミリーコンピュータ時代からゲーム界に

君臨してきた名門ゲーム会社で、社員である高橋名人などは

メディアにも登場し、一世を風靡しました。現在は中堅の

ゲーム会社としてすっかり息をひそめてしまいましたが、

それでもハドソンは、現在のゲーム界で大きなニーズと

なっている携帯電話向けゲーム配信で大きな強みを持っている

名門といえるでしょう。



コナミがハドソンを完全子会社化すると発表する前の時点で、

コナミはすでに54%をハドソンに出資していましたが、今回、

完全子会社化されることにより、ジャスダックに上場されている

ハドソン株は3月29日付で上場廃止となります。



コナミはハドソンの子会社化によって、ソーシャルゲームの

分野で事業を大きく展開したい構えと見られていますが、

完全子会社化に伴っての社名変更などは今のところ検討されて

いないようです。ただし、ハドソンの石塚通弘社長は退任

となり、コナミデジタルエンタテインメントの上原和彦執行役員

がハドソン社長を兼任することになる見通しです。





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Posted by 高知 at 15:41